2011年、震災直後の3月14日の夜に、有志がグロービスに集い、考えました。一人の力は、小さいかもしれない。しかし多くの仲間が集まれば、何かができるかもしれない。走りながらやるべきことを考えよう。そこからKIBOWがスタートしました。
KIBOWの名前は、「希望」と「Rainbow(架け橋)」から命名しました。被災地に生まれた「希望」を輝かせること。そして世界との「架け橋」になること。それが私達の願いでした。
日本の起業家、各界のリーダーや志のある方々が集結し、現地を訪れ、資金を出し合い、それを東北沿岸部で立ち上がった新しいリーダーたちに提供してきました。
「津波に流され亡くなっていった者に、恥ずかしくない生き方をしよう」
KIBOWの会合で、大槌町吉里吉里の芳賀正彦さんが、こう仰いました。多くの東北沿岸部の人たちが、同じ思いを抱いたと思います。
町の農産物を活かした、新しい事業を始めた起業家たち。町の伝統文化を再興したいと熱く語った若者。多くのリーダーが生まれ、「希望」が生まれ、そして新たな町づくりが始まりました。
KIBOWは、このようなリーダーたちが集まる場を作り、僅かながらも資金面で協力をしてきました。KIBOWは、今まで、以下の2つを軸に活動する財団法人へと発展しています。