Civic Forceの活動について | 支援先 | 一般財団法人KIBOW

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2012/05/14

Civic Forceの活動について

震災から1年以上が経過し、被災地では現在、高台移転や仕事の創出、被災者の心のケアなど、さまざまな問題が深刻化しており、これからの復興は個人 の力と、人と人とのつながりがますます必要となる時期です。そうした中、緊急支援団体として発災直後に被災地に入り大規模物資の調達・配送などの支援活動 を続けてきたCivic Forceは、外部者としての役割を認識しつつ、震災直後から築き上げてきた地元の方々とのネットワークを生かして、被災地内外の行政やNGO、そして一 般市民の方などあらゆる人と人をつなぐまちづくり支援などに力を入れています。

KIBOW様からご支援いただいたご寄付は、主に、Civic Forceが2011年4月から継続して実施中の「NPOパートナー協働事業」の一環として活用させていただいております。同事業は、刻一刻と変わる被災 地のニーズにきめ細やかに対応するため、4月から2012年3月までに23団体と25事業を実施してきました。第1期は、緊急性の高い被災地ニーズに対応 すべく、専門性を持つ8団体とともにボランティア派遣や女性・子供支援、被災犬救助、看護支援などを実施。第2期では、復興支援を目的に、専門性・新規性 があり、かつ地元の被災者コミュニティが参加する事業を協働しています。さらに、現在進行中の第3期は中長期的な視点を持つ地域復興のためのコミュニティ 支援やまちづくり支援事業を実施中です。各事業は、各団体の経営体制や事業内容を外部専門家と精査した上で資金提供し、毎月の報告を受けながら共に事業を つくりあげています。また、事業の効果を客観的に図るため、外部専門家とともに現地に赴き中間のモニタリングおよび終了時評価を行っています。

また、2011年12月には、皆様からの寄付金を原資とする産業復興支援基金「一般財団法人東北共益投資基金」を正式に設立し、特定の企業の成功だ けでなく、事業を通じて地域のつながりを新生する新たな地場産業モデルを創出する“共益投資”事業を展開しています。今後は、自治体と連携した復興政策立 案協力や医療サービスへのアクセス改善などの事業も進めていく予定です。

このほかCivic Forceでは、今回の大規模緊急支援の教訓を生かすべく、次の災害に向けた準備も進めています。災害救援のプロとして、今後も迅速かつ的確な支援を目指して活動してまいりますので、引き続き温かいご支援のほど、お願いいたします。

Civic Force

2011年4月から2012年2月まで、気仙沼―大島間(宮城県)を航行したカーフェリー「ドリームのうみ」の帰港セレモニー

 

「NPOパートナー協働事業」

緊急時の物資搬送