KIBOW三陸＠石巻を、三陸河北新報社の「かほくホール」で開催致しました。今回は、これまでで最大の２０組の発表となりました。三陸の現場で復 興のために頑張っている方々のプレゼンテーションには想いが込められており、満杯の会場は熱気に包まれました。当日の様子を代表理事の堀がコラムにまとめ ましたので、ぜひご覧ください。
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本日、大川小学校を訪問した。この小学校で、先の津波により全校生徒108人中74名が犠牲となった。思わず膝まづいてお祈りをした。
ご遺族の皆様に案内され、近くの山を上がり、校庭の中へと入っていった。ここは二階部分。下からの津波の力で床がせりあがっていた。ご遺族のご意見は、この校舎を残して欲しいと言う声が多勢だ。教訓の場、祈りの場として未来に遺したい、と。
ご案内頂いたご遺族の皆様と。「50分の待機時間があったら退避できたはず」。「この教訓を活かして、二度とこの悲惨な出来事が繰り返されないようにして欲しい」「校舎は生徒と遺族の希望を活かし遺して欲しい」皆様の気持ちはしっかりと受けました。
今からKIBOW三陸＠石巻が開催される。会場となっている石巻市かほくホールは、満杯の人々で熱気に溢れている。これから20チーム近くが、プレゼンをすることになる。
KIBOWのプレゼンが始まった。今回は、全部で20チームが参加。200万円の寄付金の使用用途を、参加者で決めてもらうことになる。多くの支持を集めたチームが、100万円を得ることになる。頑張ろう！！
「石巻にダンスホールを！」 とビートがきいたラップ調で、強く訴える楽団一人さん。魂に響くビートだ。
その次のプレゼンターは、冒頭より涙を流しながら訴えている。プレゼンターの声に合わせて、会場の雰囲気が変わっていく。
牡鹿半島の蛤浜から参加された亀山さんは、「5名しかいなかった住民が2人ふえて7人になった。日本で人口増加率が一番高い地域だ」と訴え、会場から拍手が湧いた。亀山さんの奥様も津波で失い、家族が浜から一旦離れたが、魅力ある浜を作り未来に繋げたい、と退職し活動中。
蛤浜は、KIBOWが2011年5月に物資を運んだところだ。深い縁を感じる。6番目のプレゼンターは、「いのちの森を育む」だ。休憩後は、「段ボールの底力を次世代に継承」の提案。コワーキングスペースを気仙沼へと訴えるのは、杉浦恵一さん。
次は、女子高生の登場。「石巻をファッションの街にしたい。石巻は、原宿や渋谷のようなファッションストリートになる。私は、大人みたいに金も権力も無い、でも石巻で夢を実現したい。だから、街コレをやりたい」。会場から盛大な拍手！
「石恋」を石巻復興の目玉にしたいと訴えるのは、戸田さん・小松さんのお二人。
石巻は、元気だ。と思いきや、次のプレゼンターによると、石巻は日本で最も介護度が悪化した地域だと言う。だから介護からの卒業を目指すと言う橋本大吾さん。
「水産プラットフォームを！」と訴えるのは、漁師の阿部勝太さん。水産業に携わっている宮城県の人々が連携して、共同で課題解決を！、と。そして休 憩へ。残り8チームのプレゼンだ。今回は、計20チームのプレゼンだ。13番目は、「ものづくりコミュニティの復活を！」と訴える広部知森さん。
ソーシャルランニングコミュニティを作りたいと訴える古山隆幸さん。
次は、ピースネイチャーラボの松田憲さん。気仙沼の「秘境」から来た。仲間は鹿や野うさぎとか動物だけだから、人間の仲間がほしい。何をするか、「凄い秘境をつくる」だ。
女川さいがいFMの大嶋智博さん。
次のプレゼンターは、石巻に菓子工房を作りたいと訴える説田幸子さん。吉田宏平さんは、スポーツを通して震災で傷ついた子供たちに夢を与えたいと力強く訴えた。
私たちがやりたいこと、それは石巻に、若手が活躍できる環境を作ることです、と訴える渡邊享子さん。そのためには、復興とともに成長するビジネスを作りたい、と。
NPO心と体のケアサポート・Kコラボのプレゼンが20番目、最後だ。
KIBOW石巻は、クロージングへ。6位蛤浜と介護からの卒業を目指して、5位は石恋、4位はコワーキングスペース。3位は石巻から若者ビジネスを、2位が石巻ダンスホールプロジェクト、1位が女子高生の石巻ファッション・コレクションだった。
KIBOW石巻の集合写真。石巻が楽しくなること間違いない。ファッションに、ダンスホールに、若者ビジネス、石恋、蛤浜、介護ビジネス、コワーキングスペースだもん。みんな頑張ろう！注）僕は、寒かったのでダウンジャケットの上にＴシャツ。。
